『書と占い』

書家・占い師 の視点でみえた日常のあれこれ

安心立命(あんじんりゅうみょう)

先日届いた四柱推命の師・浅野太志先生のメルマガのお題は 巷で時々耳にする 「自分が幸せになる事で、周りも幸せになる」 についてでした。

なるほど~と読みまして、 私もこの言葉について色々考えてしまいました。

が、その前に。 そもそも「幸せになる」との表現に個人的には違和があります。

というのも、 私は、夫が大きな問題もなく充実した日々を送り、 娘がただ元気でただ無邪気に遊んでいることで 心の底から本当に幸せを感じます。

夫が大出世して年収が1000万アップするとか(笑)、 娘が何かを目指してそれを達成するとか、 今の状態でない何かに「なる」ことにあまり関心がなく、 日々楽しそうに送ってくれていれば それが一番の幸せだからです。

それでは生産性がない、上を目指していない。 と思う人もいるかもしれませんが、 生産性がないことは問題でもなんでもありません♪ 無欲万両でしょう。

ということで、 「自分が幸せでいることで、周りも幸せになる」 なのでは?と実感しているところです。

そんなことが頭の片隅に残ったままの月曜の晩、 暑くて布団の中で眠れずウダウダしていたら、ふと 「幸せって、“安心”のことなんだ!」 と閃いたというか、突然理解できたというか、 とにかく肚に落ちました。

確かに、夫に関しても娘に関しても、 体調が落ち着き、心配が激減し、安心できているからこそ、 私は幸せなんです。

書の師、野尻泰煌先生からだいぶ前に教えてもらった言葉に 「安心立命(あんじんりゅうみょう)」という禅語があります。 ※「あんしんりつめい」とは読まず、呉音で読みます。

「心が安らかでいることで命が立つ」 という意味だそうです。

命が立つってなんだ??と思うかもしれませんが、 自分の使命、自分の主体性、自分自身を生きる、自分の人生に集中… といった感じでしょうか。

一般的に人は、何か足りないものを得て初めて安心できたり、 保障があって初めて安心できたりするものですが、

そうではなく、 どんな状況の中にいても心配事を横に置き、 安心の境地に心を置くことが大切になってきます。 (非常に難しいですが)

以上から私が思う「自分が幸せでいることで、周りも幸せになる」は 自分が安心できていれば、 周りの人が自分のことを心配する必要がなくなり、 その結果、周りの人に安心を導ける となりました。

そして、 周りの人も自分の人生に集中し、主体性を持った人生を過ごせる      ことになるのでしょう。

ちょっと書いてみたくなったので楷書で書いてみました。

・・・「安心立命」は、書でも難しいな。(笑)

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高天麗舟