手のひらの下部、手首近くから中指の付け根にかけて伸びる線を
「運命線」と言います。
こんな風にわかりやすく入っている人は少ないですが、
イメージとしてはこんな感じです。
運命線は仕事運を観るのに参考にしたり、
あとは、自分に対する満足度を観るのに参考にしたりするのですが、
最近、運命線についていろいろと考えさせられています。
一般的には、運命線はしっかりとあった方が良いとされているのですが、
そう簡単な見方ができない場合も少なくありません。
運命線が薄いからといって、問題にもならない方もいらっしゃいます。
薄い運命線にもいろいろな理由があって、大きく分けて
・現状に満足している(欲がない・生まれながらのお金持ち)
・神の判断を基準に日常を送っている(謙虚含む)
・自分に厳しすぎる
の、三つでしょうか。
どのパターンなのかは、他の線を見ながら観ていくのですが
いちばん多いパターンが「自分に厳しすぎる」タイプです。
周りも認めてくれているし、それなりにやったことは形になっている、
それなのに、自分だけが自分を認められない。
逆に言えば、
あとは自分で自分に「よくやっているじゃん!」と言うだけで
その方はバランスの良い手相に変わり、運気も上昇していくわけです。
易の八卦に「坤(こん)」というものがあります。
母なる大地の「地」を表すもので、受け身の強さなど意味します。
そういえば、「地」って
「生まれつきの性格」や「本性」といった意味もありますね。
自分を受け入れることが最大の強さ…なのかもしれません。
今、書きながらそう思いました。
高天麗舟