『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

占い師の精神性により…

本ページにはプロモーションが含まれています

タロットや易など偶然から答えを導き出す占術を 卜術(ぼくじゅつ)といいます。

四柱推命のように人生まるごとを観るというより、 直近の出来事を占うのに適した占術です。

先日「大きな決断で迷っているので易で観て欲しい」と 知人から依頼がありました。

本当に大きなチャンスであると同時に大金が動くお話で そんなことを私が占っていいのか?と思うほどの内容でした。

卜術は偶然で決まるだけに集中力が必要です。

結果は、せっかくのチャンスであるのにもかかわらず 「見送れ」 と出ました。それだけでなく、 この件の裏に潜んでいる理由も具体的に表れていました。

私自身、信じられない結果でとても戸惑いました。 しかしどうみても「見送れ」としか読めず、 潜んでいるという理由もまっとうで筋が通っていました。

それでも重大な件なだけに この読み解き方で本当に正しいのか?念のため、 四柱推命の師、浅野太志先生の意見も伺ってみました。 (浅野先生は易にも精通しておられます)

私はこれまで「卜術」というのは、 どの占い師が占っても、偶然であるにもかかわらず 大体似たような結果になるものだと思っており、 (実際、友人占い師とは似た結果になることが多い)

占い師によって結論が変わってしまうのは その占い師の経験値(人生経験、結果の読み解き方等)や 単純に腕の有無と考えていたのですが…

「占い師の精神性によって結果の純粋さが変わる」 という新たな視点を今回初めて教えていただき、 非常に衝撃を受けました。 (浅野先生、本当にいつも感謝です!)

でも確かに 占い師とお客様の波動が掛け離れるケースも少なく、 占い師とその占い師が出す答えに関連性はあって然るべきかと。

浅野先生には 私だからこそ欲にまみれないシビアな結果が出たのだろう… とおっしゃっていただき、 依頼してださった知人の方には結果そのままを伝えました。

すると、裏に潜む理由について「心当たりアリ」とのことで 潔く見送る決断をされました。

偶然で答えを導き出すという、ある意味単純な占術なだけに 人間の能力を超えたもののチカラを借りるためにも 日頃、純粋に素直に送っていることが大切なのだと感じました。

…と同時に、卜術の怖さを再認識しました。

 

高天麗舟

↑ 今回の卦ではありません。イメージ画像ね。