『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

過去の捉え方でみる成長

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先日ですが、またまた埼玉大学教育学部にお邪魔して 障害児育児について母友とお話してきました。

…といっても、講義とかそんな硬いことではなく、 障害児を育てていく上での日常の話をするだけです。

ここで初めてお話ししたのが、たぶん娘が小学校一年生の時。 それから年に1~2回ペースで、今となってはすっかり恒例行事となっております。(現在6年生)

お話することは、娘を妊娠・出産した時から現在までの状況と、ほぼ毎回同じなのですが、面白いもので、過ぎた出来事について、私自身の捉え方が振り返るたびに変化しているのです。

例えば、娘のカンシャクが大変だった時のことでは、 数年前は「ただ大変だった」とだけ話していたのが、去年あたりからは、「娘なりに主張があったのだろう」と気づいた点も加わり、 また、娘の気持ちを理解できていなかった自分を悔やむような話し方にも変わってきました。(でもそんな自分を責めない。ここ重要。)

娘の発達や周囲の環境について、自分なりに理解が深まってきたり、汲み取るチカラが増してきていたりと、私自身も変化してきているんだなぁ~と、自分で驚きます。(笑)

確かに、5年前と今とでは周りにいる人も変わっているし、私個人の生活・活動も変わってきています。

書家・野尻泰煌先生との出会いや、 老子易経など、人生の指針となる書物との出会いは大きいです。

それでもなんとなく、なんとなぁ~く変わってきたので、 自分が成長していることに気づくことなく過ごしていましたが こうして年に1~2回、学生さん方の前でお話することで、 私が自分自身を客観視する機会をいただいている感じです。

人間、いくつになっても成長できるものなんだなぁ~と、しみじみする今日この頃です。

 

高天麗舟