現在、手相と四柱推命を中心に鑑定をしている私ですが、 実は、人生で一番最初に学んだ占いは手相ではなく風水でして、 そこで「三元九運(さんげんきゅううん)」という概念を知りました。
ザックリ説明をすると、三元というのは暦の計算方法のことで、 古代中国の時代から始まったと言われています。
一元は甲子・乙丑…壬戌・癸亥までの60干支が一巡する単位。 60干支が三度巡って『三元(さんげん)』=180年。 この180年を20年ごとに分け、9段階に区分したものが『三元九運』です。
そして20年ごとの区分に八卦を用いた名称がつけられていて、 風水で運勢を占う基本の考え方となっています。
(広島ガス株式会社さんのHPから画像をお借りしました)
これでどんなことがわかるのかというと、
例えば第六運(1964~1983年)、八卦は乾になります。 乾の象意には、老男・権力者・充実・機械・高層建築…などがあり、 五行では「金」となります。 この時代、高度成長期でお父さんが活躍する時代でした。 マイカー、カラーTV、クーラーが家庭に普及したのもこの時代。 新宿などの高層ビルが建設されたのもこの頃からでした。
第七運(1984~2003年)は、八卦は兌になります。兌の象意には、 少女・喜ぶ・賑やかな場所・クチに関すること(歌う話す)…などがあり、 五行では金となります。 後半は景気が下がりますが、概ね「OKバブリ~♪」な時代(笑)。 女子大生ブーム、女子高生ブーム、カラオケブーム… 若者が元気で浮かれポンチな時代でした。
現在は、第八運(2004~2023年)。八卦は艮。艮の象意には、 少年・停止・行き止まり・変化・改革・再起・復活・旅館・不動産…など 五行は土で、時間帯は夜明け前です。
第七運の後半が下降気味だったのは、 次に巡る第八運「停止」の影響だったのかもしれません。 いや第七運だけでなく、全体的に運気が前倒しで巡って来ている印象で、後半には次の運気の兆候が表れている感じがします。
現在、確かに景気はイマイチだし、なんとなく停滞ムードだし。 戦争が危惧される状況でさえあります。 また、不景気・地震をキッカケに価値観に変化した感じもあるし、 とにかくなんとなく変わる時期なんだろうなぁ~というのは のん気な私でも感じているところです。
「じゃ、どう変わっていくの?」 そうですね、気になるところです。
「どうせなら時代の風に乗って生きていきたいもんだ♪」 私も同じ考えです。
ということで、続きは次回に。
高天麗舟