『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

主宰思考とお客思考

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何事でもそうですが、ゼロから物事を作り出すのにはとても労力が要ります。
またその物事に多くの人が関われば関わるほど、煩雑な仕事も増えていきます。

それまでの経験によっても違ってくるのでしょうが、最近よく感じるのが
・人をまとめる、仕事を束ねる等、主宰する側の思考で動く人
・お膳立てされた状況からしか物事を見られないお客側の思考で動く人
このどちらかにキレイに分かれてしまうものらしい…ということです。
社長と従業員の思考に似ていますが、従業員であっても主宰思考の人はいるものです。

後者(お客思考)の特徴として、見えているところだけに目が向きやすく
どうして今こういう状況なのかを考えるにも、想像力が根本にまで及びません。
全体に触れないため、自分の価値観で自分の置かれた状況を見るのみです。
必然的に不平不満も多くなり、要望も増えていきます。

お客思考では、本来自分に関わる問題でも直接降りかかってくるまでは
他人事として受け流してしまうため、なかなか自覚を持てません。
自分の問題として対応できれば、自分の置かれた立場をもっと深いところから理解でき
同時に感性を磨いて鍛錬できると思うのですが。

特に何かを主宰しなくても、職場でも趣味の集まりでも
今自分が関わっているものの中でチカラを注ぎたいものがあれば、
その中で中心に立って運営する立場で自分の状況をみるだけでも
見えてくるものが変わってきます。
その理解で仕事をした方が今よりずっと真面目に取り組め、
醍醐味に触れるなど楽しみも感じられると思います。

高天麗舟

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