2026.1.14(水)~18(日)の5日間、東京芸術劇場アトリエイーストで行われた
第36回泰永書展、無事終了いたしました。
創設者である野尻泰煌が2019年に鬼籍に入り、6回目の展覧会です。
どのジャンルでも創設者が亡くなると
次の代を誰が牽引するのか?で揉めたり、
小さな会に分かれて会自体がなくなってしまったり…
なんて聞きますが、大変ありがたいことに泰永会は
それぞれが独立する形で継続しています。
私が書いたものは以下の四作品。

①【行書】「天何言哉(天何をか言わんや)」孔子/論語より
こちらは一枚が畳一帖の大きさになっています。

②【北魏楷書】「以和為貴、無忤為宗(和を以て貴しと為し、忤(さか)ふること無きを宗と為す)」『十七条憲法』第一条

③【行書】「真心」

④【篆書・草書・隷書】「斧琴菊・雪月花・錠秤枡」『呪いの詞華』
「横溝正史オマージュ展」(銀座ギャラリー「美の起原」2025.12.3~16)出展作品
今回来場された方はササーッと通るというよりも、ひとつひとつに足をとめ
ジックリ見てくださるお客様が多かったのが印象的でした。
よく見てくださっている方に感想を伺おうと声掛けしてみると
「この作品(④呪いの詞華)は、同じ筆で書いているんですか?」とか
「書体は何ですか?」
「この大きな作品①は、どんな筆で、どこで、どうやって書いたんですか?」
などいろいろと質問をいただきました。
また最近書道を始めたという方からは、書の練習方法についても聞かれました。
そして今年は、来場者の方から積極的に質問をされることも多く
ちょっと不思議な流れを感じました。
出展者は11名。
実は、これで全部の壁面を埋め尽くすのは大変なことでして。
しかし、泰永展の特徴でもあると思うのですが
作品の大きさが、半紙半分のモノから3メートル近いものだったり、
書体も伝統的なものですが、さまざまなものがあり、
古典に立脚しているとはいえ、意外とバラエティに富んでいて
「いろいろあって楽しかった」
と感想を言われて帰られるお客様が多くいらっしゃいました。
展覧会が終わったばかりですが
来年は何を書こうかなぁ~♪とウキウキしています。
原点回帰でしょうか、AIが発達している今だからこそ
「人間仕事」への注目が高まってきているような印象を受ける展覧会でした。
ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました。
会場片づけ後の記念撮影(かなり美肌モード笑)
