*定方昭夫/著【「易」心理学入門―易・ユング・共時性】
*ジョセフ・マーフィー/著【マーフィーの易占い―潜在意識と易の秘密 】
*ジーン・シノダ・ボーレン/著【タオ心理学―ユングの共時性と自己性】
まだチラ見しかしていない フリッチョフ・カプラ/著【タオ自然学】、読みたいと思っているけど理解できるか自信のない C.G.ユング、R.ヴィルヘルム/著【黄金の華の秘密】もあるが、主に上記三冊とその他様々な本や記事を読んで、なんとか私なりに納得できる結論に辿り着いた。
『人間ばかりでなく全ての生命体や物体までもが、集合的無意識によって互いに結び付けられている。』というユングが立てた理論がある。人にはそれぞれ「個人の自意識(顕在意識・思考・自我)」と「個人的無意識(潜在意識・思考が及ばない思考外の全て)」があり、やはり個人的無意識の間で人と人は繋がっていると考えて良いようだ。
『みんな繋がっている』と聞いて知ってはいたものの、実体験として落ちておらず、ようやく最近「あれ?もしかして本当に…?」となったタイミングで、この理論に出会えたのは大きかった。そしてとても勇気づけられた。
夢占い、予知夢、デジャヴ…夢で未来のことを見た人は少なくないと思う。私にもある。実家に帰省していて2階の自室で昼寝をしていた時のこと、私も何度かお会いしたことのある母の幼馴染のおじさんが亡くなる夢をみていた。すると1階の電話が大きな音で鳴り起こされた。1階へ行くと母が「〇〇さんが亡くなったって」と一言。その電話は、そのおじさんが亡くなったという知らせだった。…とか、もっと身近な例では「あ~この場所、夢でみたことある~♪」とか。
また、ある友人が「前歯がボロボロ抜ける夢をみた」と言っていたので「ご両親の体調に気をつけて!」と伝えたところ、その日お父様が亡くなったと連絡を受けたこともあった。(※前歯が抜ける夢は両親の体調に要注意)
夢も潜在意識と関わっているので、多くの人が「潜在意識は未来を知っている」ことを経験していると思う。しかし、なかなか自分の意志で見たい夢を見ることは難しいし、夢を正確に判断することも難しい。そもそも自分の未来に関わる夢なのかの確認ができない。
その潜在意識を人為的な行為によって顕在意識(意識できるところ)まで引き出すのが易なのだとわかった。相談者と易者の関係において、共時性(意味ある偶然の一致)が起こり、相談者の潜在意識が易者の出す卦に現れる、のだと。
だから、易者の潜在意識に相談者より深い層に至った悩みのようなものがあれば、易はその答えを優先的に出してしまうのだと納得ができた。
【易は、潜在意識を顕在意識まで引き出すのに人為的に行う行為】
【易は、潜在意識から共時性により答えを得る】
この答えで良いようだ。
…むむ?
易で未来が出るということは、無意識(潜在意識)は未来を知っている、ことになる。つまり「潜在意識で未来が決まるということ」に。
これがスピリチュアルでよく言われている「自分に起こることは自分が作り出している」ということなのか。
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