『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

気づいたこと

自分に還って人生は始まるのかも

紆余曲折を経て、子供時代に無意識にしていた「自分が楽しくて人も喜んでくれること」そこに辿り着くのかもしれない。それがその人の本質で、そこに神性も宿っているんだろうな。

熱量と素直さ

画家・草間彌生さん、現在92歳だそうですが彼女の言葉「死んでもなお描き続けたい」を聞いたとき「幼少時代から描き続けて、まだ描き続けたいのか」と衝撃を受けました。 そして北京オリンピックでの羽生結弦選手をみて、また感じました。彼が世界で一番、4…

「いいね」を言葉で伝える

他者の言動や仕事、パフォーマンスなど人の悪いところや弱点というのは、すぐに気づくものですが良い点を見出すのは意識しても難しいですよね。ネットが批判コメントでよく荒れるのはこういう面を持つ人が大多数である証かもしれません。 と書いている私も、…

まずは当たり前にできることから

泰永書展、おかげさまで無事終えることができました。会場に足を運んでくださった皆様、ネットから応援してくださった皆様、本当にありがとうございました! 今年、私は3点出展しました。(写真ボヤけててすみません) 木簡隷書/白居易【早春獨遊曲江】 行書…

集中力の持続に大切なこと

ほぼ毎日、筆を握って何か書いているのですが集中できる時とそうでない時があります。 部屋の机には常に墨と筆と半紙がセットしてあるので気分が乗らなくてもイスに座って筆を握りさえすれば休み休みですけど、1~3時間書き続けてしまいます。 でも時々、…

「嫌いな人に感謝」ですと?

占いはもちろん、スピリチュアルの本やyoutubeもよく見ているのですが時々、“自分の運を上げるために行なうと良いこと”として「嫌いな人に感謝する」というのを聞きます。 瞑想の中にも“慈悲の瞑想”というのがあって自分が嫌いな人や自分を嫌っている人の幸…

無価値感

寒さのせいでしょうか。毎年ではないのですが、どういうわけか11月頃になると自分に価値のなさを感じる私です。 今年の場合はですね…自分にもソコソコの価値はある!と自覚できてはいるもののただその価値を思うように活かせていないジレンマとか、やってお…

「運がいい」とは?表現の音数

『突然ですが占ってもいいですか?』というテレビ番組、ご存じでしょうか。占い師の私も毎回録画して観ています。(ヤラセだったとしても面白い)BGMにどうぞ ↓↓ 相対性理論-マイハートハードピンチ 私の番組の楽しみ方は「この話の根拠、どの占術で出してい…

作品制作と他力

今でも覚えているのですが、高校時代の日本史の教科書に「法然は、ひたすら阿弥陀仏を信じ『南無阿弥陀仏』と念仏を唱えれば、どんな人でも救われる、と説いた。」とありました。 当時、今以上に自力全開だった私はこれを読んで「そんなウマイ話があるわけな…

運より大事なコト

7月になり、2019年下半期に突入しました。 今年は亥歳。干支(かんし)は己亥(つちのとい)。 四柱推命では今年は皆さんに平等に 「己亥」の運気が巡っている、とか 「己亥」の影響を受けている、と考えます。 これが吉となるか凶となるかは、人それぞれ異なり…

縁も関わり方次第

日曜日は、アートテラー・とに~さんとのイベント 「仏像手相鑑定ツアー」の講師ということで 東京国立博物館で開催されている東寺展へ行ってきました。 限られた時間でしたが、たくさんの方とお話しができ、 また様々なタイプの手相を拝見することができ、 …

「火山旅」での気づき

実は、二月の立春を過ぎて間もなく娘が体調を崩し、 2ヶ月近く不安定な日々を過ごしています。 学校でインフルエンザ・胃腸炎と 立て続けにうつされたのをキッカケにまず持病が悪化し、 さらに消化器が弱ったことから腸閉塞になりかかったようです。 どうい…

意欲と興味を育む

超貴重なお弟子さん一名を迎え、 書の教室「麗舟会」、今月からお稽古始まりました。 (お問合せくださった皆さま、いつまでも待っていますので 慌てないで大丈夫です!本当にありがとうございます!!) 要領を得ない私でしたが、 超貴重なお弟子さんが温か…

癖が魅力に~特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」をみて~

先月の終わりごろ、東京国立博物館で開催されていた 特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」を観てきました。 会期終了間際だったためか、とんでもない混雑ぶりで 目線より下に配置してある展示物は ジャンプしたとしても観られないような状況でした。 仕方が…

占い師の精神性により…

タロットや易など偶然から答えを導き出す占術を 卜術(ぼくじゅつ)といいます。 四柱推命のように人生まるごとを観るというより、 直近の出来事を占うのに適した占術です。 先日「大きな決断で迷っているので易で観て欲しい」と 知人から依頼がありました。…

伸びしろのある人

あと一ヶ月ほどで今年も終わりですね。 私個人の一年をザッと振り返ってみたのですが、 今年は四柱推命の「傷官」という星が巡っていたせいか 書と占いの勉強がとても捗りました。 占いではひとつ独自の読み解き方にたどり着きまして、 これまで不可解だった…

書展に出品して気づいたこと

10月1日(日)、泰永書展が無事終了いたしました。 起こしくださった皆様、本当にありがとうございました。 ↑↑ こんな感じで後片付けも楽しく終えました。 高い所で作業しているのが四柱推命の師、浅野太志先生 下で巻いているのが茶人、高堂巓古先生 さて、…

体得してこそ秘技

古くから伝わる術や伝統的なものには何かと秘技があるものです。 占いの世界にももちろん秘技はあって、 その昔、秘技を伝授する際には決して紙に書くことはせず、 必ず口伝えと決まっていたそうです。 もちろん書にも秘技はあるのですが、 書家・野尻泰煌先…

ズブズブの甘えから抜ける

特別支援学校に通う娘がただ今夏休み中のため、 毎朝さんすうを教えています。 小学校2年生の頃から1ケタの足し算を勉強しているのですが 彼女の興味の範囲外のため、中1現在もまったく関心を示しません♪ できる事とできない事の差が激しいのが我が娘の大…

身体をねぎらい可愛がる

今日は暑いのでくだらない話ですみません。 実は、去年の夏あたりからほんのり太り始めまして 自分のベスト体重から2kg、多い日は3kgオーバーです。 過去にも少しくらい太ったことはあったのですが、 少な目に食べて多めに動くことで元に戻せていたし…

歴史の延長に今がある

書の野尻泰煌先生に入門して間もなく、師に 「世界の美術館に作品を送り出すのに、その国の人の好みや 国民性に沿った要素を取り入れて書いているんですか?」 と質問をしました。 間髪を容れず「もちろん!」という答えが返ってきたのですが、 私は先月のハ…

思いは言葉を超える

ハンガリー・ラダイ博物館での展覧会、一般公開初日のことです。 前々回のブログで〝私もお客様の前で書をかいた〟と書きましたが、 大きな紙に書くという当初の計画から、当日のノリで(笑)、 まず師が半紙に書き、次に私がそれを真似て書くという稽古形式で…

運と樂茶碗~内面の充実~

昨年、手づくねで生まれて初めて茶碗をつくりました。 ↓こんなカンジ。 桐の箱に入れると急に立派に見えるから不思議です。(笑) もともと焼物は好きなのですが、自分で作ってみると、 より興味は深くなるものですね。 本阿弥光悦・長次郎、この二人の名品が…

部分とかかわる

「人づき合いは腹六分」という美輪明宏さんの言葉があります。 少し前まで私は、この言葉の意味を単純に 「ベッタリ付き合うとお互いにワガママが出て関係がギクシャクするから」 と捉えていたのですが、 最近それ以外に思うところが出てきました。 世の中、…

伝える境地・感じる境地

ゴッホより~普通に~ラッセンが~好っき~ ピカソより~普通に~ ラッセンが~好っき~ というネタを得意とする芸人がいるようですが、私はもっと普通で、 やっぱりラッセンよりピカソやゴッホが好きなんです。(笑) 少し前に上野で開催されていた「ポンピド…

人には見合うサイズがある。

過去にも何度かここで書いている残念なお話なのですが(笑)、 四柱推命を勉強して、この世について大きく理解できたことのひとつに、 世の中、生まれながらに本当に運のある人というのはほとんどいない! というのがあります。 もちろん、実際のところは、生…

「運」との付き合い方

もう8月も終わりですね、年賀状にサルの絵が描かれていたことも すっかり忘れた頃とお察しします。(笑) 今年は丙申歳、しかも只今、丙申月。 (この丙申月は、あと一週間程度続きます) 皆さまそれぞれにとって、今年の運勢が顕著に現れる月であります。 と…

ノッている時こそ

先日、クラシックコンサートに行ってきました。 お目当ての曲は、毎日のようにCDで聴いている 「ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ」です。 ↓こんな曲です。1:17の映像です。 [embed]https://youtu.be/oiGk_qZkJLo[/embed] しかし、…

過去の捉え方でみる成長

先日ですが、またまた埼玉大学の教育学部にお邪魔して 障害児育児について母友とお話してきました。 …といっても、講義とかそんな硬いことではなく、 障害児を育てていく上での日常の話をするだけです。 ここで初めてお話ししたのが、たぶん娘が小学校一年生…

自分に集中する

テレビや雑誌などで時々書家と呼ばれる方の作品を見掛けますが、 正直、ただ「はらい」や「ハネ」を絵画的に飾っているだけじゃ…? と、思ってしまうようなことはたくさんあります。 芯がないのに装飾だけバッチリ施された書などを見てしまうと なんとも虚し…