『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

易の話「飛龍在天」

易経「乾為天」の五爻「飛龍在天(飛竜天に在り)」という爻辞が大好きでこれまで何度となく書いてきました。 木簡隷書 草書 易を教えてくださった天童春樹先生にも草書作品を贈りました。2016年だったでしょうか。 作品にするにあたり、漢字自体の格好(字…

坐骨神経痛で兌為澤(だいたく)を得た

前回のブログでも少し触れましたが先月、坐骨神経痛と思われる激痛が腰から太もも裏にかけて突然走り、横になることができなかったので、ソファで数日間寝て過ごしました。一番痛い日のスマホの万歩計、なんと6歩。苦笑 もともと柔軟性のない身体の上…前屈…

易と潜在意識とスピリチュアル 雑記

雑記1 瞑想生活に入って半年が経つ。瞑想を続けて感じるのは、例えば「なんかイヤだな」という感情がある場合。漠然としたモヤモヤ感から「具体的に何がどうイヤなのか」項目ごとに細分化して、雑多な要素を取り除き、早い段階で問題の本質に到達できるよう…

易と潜在意識とスピリチュアル 6

秋山眞人/著【第六感で生きる】の中に、第六感を生み出す絶対条件が載っていた。 ・安心、良い感情でいること・何のために第六感を使うのか、目的意識をもつこと よくスピリチュアルで「執着を捨てると願いが叶う」とか「手放すと夢が叶う」と聞く。具体的…

易と潜在意識とスピリチュアル 5

*定方昭夫/著【「易」心理学入門―易・ユング・共時性】 *ジョセフ・マーフィー/著【マーフィーの易占い―潜在意識と易の秘密 】 *ジーン・シノダ・ボーレン/著【タオ心理学―ユングの共時性と自己性】 まだチラ見しかしていない フリッチョフ・カプラ/…

易と潜在意識とスピリチュアル 4

■ 師が行っていた交信は本当に “奥様との会話” だったのか。■ 霊能者によって答えが異なるのは何故か。■ なぜ易は当たるのか。どうやって答えを導き出しているのか。■ 「野尻先生より高い存在」とは誰なのか。 バラバラな場での漠然とした疑問を抱え、七月を…

易と潜在意識とスピリチュアル 3

五十路を迎えることだし、いずれはゆっくり瞑想を日課に取り入れたいと考えていたのもあって、すんなり瞑想生活に入れた。 瞑想というと無念無想にならなければならないとか、動いちゃダメだとか、かなりハードル高めなイメージがあるが、私が実践しているの…

易と潜在意識とスピリチュアル 2

師が亡くなって4ヶ月が経ったある日、一年近くご無沙汰していた易仲間のリカちゃんから突然連絡をいただいた。私のことが急に気になり、易で私の状況を観たところ【山澤損 四爻】を得たよ、とのメールだった。(リカちゃん、ありがとう!) 山澤損(さんた…

易と潜在意識とスピリチュアル 1

***はじめに***今年に入って自分の身に起きたちょっと不思議な出来事や様々な疑問を調べていたら、すべて繋がるような結果に辿り着きました。かなりスッキリしたので自分の記録として『易と潜在意識とスピリチュアル』というタイトルで、これから数回…

徳のない卑しい人~小人~

易経には名言が多く「聖人とは…」など人の上に立つ者とはどういう人なのかについて触れられています。 「聖人」は過去の偉人を指すのですが他に「大人」「君子」「小人」と呼ばれる人も登場します。 大人タイジンは天下をおさめる人、君子は徳の高いリーダー。…

天を楽しみ命を知る~楽天知命~

易講座準備のため、今月に入って易経ばかり読んでいます。 先日、易で鑑定したあるお客様にこう言われました。「だいぶ言葉を選んで優しく伝えてくれていると思うんですけど 易の言葉って、おじいちゃんに叱られているみたいですね。」 そうなんです。易には…

一白水星の旅、紛失騒動(1)

前回のブログにも書きましたが、 5月11日に成田を出発し、日本からみて西にあたる ハンガリー・オーストリア・チェコの3ヶ国を旅して来ました。 現地で過ごす期間は少し長めで10日間。 2019年5月の盤、西に回座している星は… 年盤:一白水星、月盤:一白水…

時代を変える「少数決」

もともと読書好きではないのですが、今から10~15年ほど前は よく自己啓発系や成功哲学の本などを読んでいました。 しかし、手相や四柱推命など占いの勉強をしたり、 易の研鑚のため易経を読み進めたり、 書作品の創作で老子道徳経などを読んでいくうちに 「…

「火山旅」での気づき

実は、二月の立春を過ぎて間もなく娘が体調を崩し、 2ヶ月近く不安定な日々を過ごしています。 学校でインフルエンザ・胃腸炎と 立て続けにうつされたのをキッカケにまず持病が悪化し、 さらに消化器が弱ったことから腸閉塞になりかかったようです。 どうい…

書不盡言。言不盡意。

11月27日(火)より泰永書展が始まります。 昨年10月よりこんな感じで時間をみつけては書いておりました。 今回の作品は、易経「繋辞上伝」から。 草書なので何が書いてあるのかわからないと思いますが 活字にすると以下になります。 子曰。書不盡言。言不盡…

占い師の精神性により…

タロットや易など偶然から答えを導き出す占術を 卜術(ぼくじゅつ)といいます。 四柱推命のように人生まるごとを観るというより、 直近の出来事を占うのに適した占術です。 先日「大きな決断で迷っているので易で観て欲しい」と 知人から依頼がありました。…

之卦 沢地萃

私は文章を書くのは好きなのですが、実際書くのは遅いため ブログは週1回の更新を目標に 空いている日に一気に書き上げたり、すぐにアップしなくても 空いてる時間があれば書き溜めたりしています。 8月3日に 運を塞ぐ意固地と独り相撲 というタイトルのブ…

北西、吉方位の旅。おわりに

今回、いかにも吉方位旅行っぽいなぁ~と思ったことがありまして。 出発の10日前に夫が「こんなのあるよ」と地域新聞を見せてくれまして、そこに群馬プレミアム宿泊券と大きく書かれていました。ザックリ書くと、 「一枚2,500円で購入すると5,000円分の宿泊…