『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

横に長く走る知能線の子供

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「ゆるしてください おねがいします」 虐待で亡くなった五歳の女の子が 両親に許しを請う言葉を残していたというニュース。

親に傷つけられるたびに どれだけのショックを受けていたことか…

想像することも難しいですが、 一層、その両親に腹を立ててしまうのが 冒頭の「ゆるしてください おねがいします」の言葉です。

手を広げた女の子の写真がネットニュースに出ていたので もしかしたら…と手相を確認してみると 非常に長く横に走る知能線と直線的で短めの感情線が ハッキリと写っていました。

横に長く走る知能線は、 目の前の問題から目を反らすことなく 正面から解決へとシッカリ向き合うことを表してます。 地に足の着いた考えをし、 相手にも納得のいく答えを求めます。

まっすぐで短めの感情線は、冷静沈着。 子どもだから泣いたり怒ったりするのは当たり前ですが その一方では 自分の状況を俯瞰するかのように見ていたかもしれません。

線からの情報もそうですが、 手の形や指のつき方からみても 非常に理解力の高いお子さんだったように感じます。

だから余計に なぜ自分がこんな目に遭っているのか? 納得がいかず、辛かっただろう…と。 そして、この女の子なりに一生懸命に理由を考えて 自分の何が悪くてこうなってしまっているのか分析し、 あの文章になったのだろう…と 想像しては悔しく感じてしまいます。

もし、自分のお子さんがこういうタイプの知能線だったら 小さな疑問でも理論整然と答えることが大切です。 このタイプは、答えを曖昧にされることを非常に嫌います。

親としては少々面倒に感じるかもしれませんが、 ひとつのことを突き詰めて考えるタイプなので 興味あるジャンルの図鑑や本を与えたり、 辞書やネットで一緒に調べたりするなど、 答えを導く手助けをしてあげると伸びていきます。

と、エラそうに書きましたが 母親業は本当に修行ですよ。しみじみ。

前回あれだけ反省したのに、また同じところで怒ってしまう。 あ~、あたしゃダメな母親だ…と思うけど 子どもは毎回必ず許してくれる。

結局、母親の方が 子どもに甘やかされて育ててもらっているのかもしれません。

子どもはどんな時でも深く親を愛してくれている。 それを裏切らない親でありたいものです。 反省。

 

高天麗舟