『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

考察、一白水星方位

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2015年7月、北西へ吉方位旅行へ行った私です。 その様子はコチラから ↓↓ 北西、吉方位の旅。1 北西、吉方位の旅。2 北西、吉方位の旅。3

シリーズ三部作(笑)の最後の方で さて、今後、どのように方位効果があらわれるのでしょう~!? と書きました。

あの旅行から約3年が経ちますが、 「一白水星」の方位効果に関してだけは、 疑問が残ってしまいました。

この2015年の旅行だけでなく、 過去に私自身が用いた一白水星の吉方位旅行の結果、 また同じく一白水星をとった同業者のその後の様子からみても すんなり「吉方位」とは呼べない出来事に遭うケースがあり…

どういうことかというと、旅行後一年間の間に 肉体・精神において一度「落ちた状況」に陥るのです。

しかし、全員が必ず落ちる訳ではなく、 落ちずに順調に開運していくケースももちろんあるので その判断は難しいところです。

ですのでこの数年は、 一白の方位はあまり積極的にはオススメしていません。

そもそも一白水星の象意は、 易の八卦で「坎(カン)」にあたる方位。

「坎」の主な象意は、 水・悩み・異性/酒/博打に溺れている人・色情・病人・ 腎臓・肛門・生殖器・地下…

ということで、易の四大難卦には 水雷屯・坎為水・水山蹇・沢水困 と「坎(水)」が入ったものばかり。

気学では、この一白水星の方位作用を「陥入(カンニュウ)」とよび 旅行(引っ越し)後、一年くらいは 「金銭」「健康」「人間・男女関係」で悩む期間 という位置づけで避けている方も多いようです。

私の場合、確かに一白水星の入った北西の吉方位旅行後、 一年以内の間に象意通り 実力者らしき人との繋がりはできたのですが、 単純に良い縁とは言えず 有り難いけど厄介な面もある繋がりで捌くのに疲れました。

水面下、盲目、悩みからの解放、人間(男女)関係改善…などの 一白水星の象意や、自分の経験、 さらに自分で見聞きした情報から辿り着いた結論は、

一白水星の方位を使うと、

いくら自分の望みがあっても、その人の根本に欲があったり、 意識下に潜む盲点・弱点・ネックなどがある場合には、 それと真摯に対峙しなければならない出来事が起こりやすい。 (かなり厳しいケース多し)

そして「オマエは今のままで良いのか?」と 考えざるを得ない状況に追い込まれる。

そこで自分の弱さに気づき、 甘さや誘惑を断ち切ることができれば結果的に好転する。 (ここからやっと吉方位効果)

上手く一白水星の効果を使うには、 起こった出来事の裏の仕組みを読み解く力が必要なのでしょう。

「坎」は春を待つために耐え忍ぶ時。 一から出発するためにも「一白水星」の方位は、 いつまでも目を反らしていたい… でもこのままでは済まされない…といった 表には出にくい、弱く汚い本当の自分に気づかせる作用を持ち、

それと向き合い、 根本から自分を立て直すことに成功した人から 効果を得られる方位なのかもしれません。

 

高天麗舟