『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

姓名判断、陰陽と画数について

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俗に「姓名判断」というと画数を重要視するようですが 泰煌式生命法では、 ①陰陽バランス ②音の五行 ③画数 の順で重要視していきます。

この他に「姓名意義」というものもあり、 与えられた名字(上の句)に対して 一篇の詩になるよう名前(下の句)をつけることで その人の心に「まとまり」ができると考えます。

妙な印象を与える姓名や意味不明な姓名意義は、 その人の心に奇妙な精神を生じさせる…ということで 名づけにはセンスが必要です。

音の五行」というのは、 音の五行属性(木火土金水)からその人の気質をみるもので 姓名の中に三種類あればバランスが良いと観ます。 五行が一種類のみなど余程偏っていれば支障は出てきますが、 音自体に吉凶はありません。

露骨に吉凶が出てしまうのはココからです。

陰陽バランス」というのは、すべての漢字を正字体にし 一字ずつ画数を「奇数:陽、偶数:陰」として割り出し その陰と陽の並びから観ていくもので 「自然象形(吉)」/「不自然象形(凶)」に分かれます。

ちなみに不自然象形は以下の5種類。 ・大挟み象形  (被害妄想が激しいタイプ) ・まきなおし象形(竜頭蛇尾になりやすいタイプ) ・片別れ象形  (極端なタイプ) ・別れ分かれ象形(融和性のないタイプ) ・しばり象形  (過去に囚われ心が縛られやすいタイプ)

最後に「画数」ですが、 重要視する順位が3番目だからといって 軽く扱うわけではありません。とても大切です。

画数」は数字により吉凶が厳しく分かれるのですが、 陰陽バランスにより画数の吉凶が変わる場合もあります。 また比較的、奇数に吉が多く、偶数に凶が多いのも特徴です。

ナゼかというと 偶数は、二つに分けられバランスがとれるので安定します。 安定なんてイイじゃない♪と思ってしまうところですが、 安定=動きが止まる⇒発展ナシ と姓名判断の画数ではみていくからです。

そこで 陰陽バランスと画数、それぞれがどう運勢に作用するのか? それぞれの守備範囲をハッキリ分けるのは難しいのですが、

陰陽バランスは、主に心のクセとして表れます。 例えば困難な状況に陥った時、 「自然象形」の場合は、その経験を糧にし その後の人生を前向きに生きていきやすいのですが、 「不自然象形」では、その困難な経験を昇華させるのが難しく 過去を足かせにしてしまいがちに。

(どのように足かせにしてしまうのか?は 不自然象形の種類によって違ってきます)

画数は、主に物質的な運の開き方だったり、 日常的に気をつけなければならない点に表れやすいです。

ということで…

陰陽バランスが良くても、画数が悪ければ つまらない失敗でみずから運を傾ける恐れがあり、 (たとえ画数が良かったとしても、 画数が持つ個性の悪い面には気をつけなければなりません)

また画数が良くても、陰陽バランスが悪い場合には つまらないことにいつまでもこだわったり 人によっては簡単に諦めたりして 次のチャンスを有効に活かせなくなる恐れがあります。

姓名を掘り下げることで 心のクセや陥りやすいポイント、自分の運を傾けている要因が 見えてくるかもしれません。

名前の持つ力は本当に不思議です。

以下のページも参考にどうぞ ・浅野太志先生HP 姓名判断 ・高天麗舟HP 姓名判断

高天麗舟

書・野尻泰煌