『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

親ガチャと運

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「親ガチャ」、最近よく耳にします。
子は親を選べないという意味だそうですが
恵まれた環境に生まれる人もいるし、毒親に育てられる人もいるし、
言い得て妙と思いました。

四柱推命では、生まれ持った星を通変バランスでみていくのですが
・父親が酒乱でいつも怯えていた
・しょっちゅう暴力振るわれた
等、残念ながら幼少時代、厳しい家庭環境となりやすいパターンはあるんです。

比劫=自分らしさ・自己主張」を表し、
生まれながらにこのエネルギーが強い場合は
周囲に振り回されづらい性質となります。
ホリエモン氏、ひろゆき氏はこのタイプ。

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この比劫を制するエネルギーが官星です。
官星=組織や義務感、自制心」なので、
このパワーバランスが下図のように極端に比劫<官星となると
強い立場(親)に対して自分を抑えざるを得なくなり
非常にストレスを感じやすい状況となります。

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私事ですが、
先週、私の父が亡くなってしまったのですが、私も子供時代には
「うちのパパも宇津井健みたいに頭が良かったらなぁ~」なんて本気で思ってました。
(百恵ちゃんの赤いシリーズの見すぎw)

母・姉・私の女三人に囲まれ
車の運転と電気の配線と高いところの掃除以外、
頼られることはほとんどなく(笑)
父が何かひとつ言うと三倍になって文句が返ってくるという
父にとっては若干過酷な環境でした。

ところが夫から
「お義父さんは、あんまりヤダとか言わないよね?だいたい受け入れるよね?
普通あんなにみんなの言うこと聞けないよ、スゴイ人だよ」
という言葉を聞き、その視点で父を見ると確かにすごい人だと納得できました。

楽しみにしていたG1レースの中継も
母から「迎えに来て」と一本電話が入るとテレビを消してエンジンを掛け出向き、
私が新幹線通勤をしていた時は
自分の出勤時間を30分も早め、毎朝私を駅まで送ってくれていました。

夫のおかげで初めて父の包容力?に気づくことができ
特に父が体調崩してからは
(父的には不満はあったでしょうが)献身的に女三人なりにお世話をしました。

親ガチャという言葉の通り、
親子といえども、縁・めぐり合わせと思うので
特に先ほど紹介した「比劫<官星」パターンで生まれた場合には
本当にツラい環境と思います。
このタイプの開運法は、周囲の優しい大人に守ってもらったり、
スキルや能力を身につけて独立することです。

私はたまたま夫から父に対する新たな視点を与えてもらいましたが、
どこからどう見ても人として良いところを見出せなければ
反面教師にして遠ざかるのが一番だと思います。

子は親に、親は子につい期待してしまうものですが
親子といえども一生のうちに出会う人の一人なのかな…なんて
なぜか他人事のように不思議に感じます。

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高天麗舟

 

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