先日、久しぶりにゆっくり本を読みました。
飯島秀行 著【フリーエネルギー版 宇宙にたった1つの神様の仕組み】
飯島さんは、フリーエネルギー研究家ですが、
この本の中に「怒る人、怒らない人」という項目があり
“短気者は自我意識が強い”等、とても共感できる内容がわかりやすく載っていました。
私自身もともとカンシャク持ちのおこりん坊ですし、
3歳から始まった我が娘のカンシャクに真正面から向き合いながら
「人はどういう時に他者の言葉に傷つき、怒りや不満を感じるのか?」
考えること12年になります。
今のところの私の考えは、だいたい以下の感じです。
◼️理想を達成したいのにできない自分に対する焦りや不甲斐なさ
◼️取り組まなければならないことを何となく後回しにしている罪悪感
こういった思いが内在している時、これらを指摘する言葉や態度を見聞きした場合に
反応<逆ギレ>してしまうようです。(勝手に指摘されたような気持ちになることもアリ)
また、
◼️自分が信じてきた常識と真逆の言動を主張されたとき
勝手に自分が否定された気分となり、
怒りながら自分の正しさや正義を押し通そうと躍起になります。
("あれをやってあげたのに、なんでそういう態度をとる?"の類いも)
他には
◼️小学校にあがるくらいまでの幼少期、自分の言動・存在について
(主に)母親に理解されなかった事態や、要求しても得られなかった感情がある場合
当時得られなかった無念を埋めるように他者に
母親に求めていたものと同質の対応や言動を求めます。
それが得られない時「なんで言ってくれないの?なんでやってくれないの?」と
満たしてもらえないやるせなさで怒ります。
他にもたくさんあるでしょうが、だいたい「認めて欲しい」「理解して欲しい」等の
要求が通らない思いや甘えがあることが原因のように思います。
ということで、「他者の態度に問題がある」というよりも、他者の言動によって
【自分の満たされない何か】が揺さぶられた事によって怒ってしまうのです。
過敏な人の場合は被害妄想もあるでしょう。
だから他者の態度に怒りや不満を感じた時は、人を責めたり騒いだりするのではなく、
「痛いところを突かれた点がどういうところだったのか?」ポイントを絞り、
そして「なぜそこに反応してしまったのか?」を分析し、
さらに「自分に満たされていない思いがある事実」を把握し、
自分を深いところから理解する事が大切です。
ここまで出来たらかなり気持ちも落ち着くはずです。
理解ができたら、自分を満たすために出来る努力をし、対処すればよいのです。
もしかしたら、自分の実力を買い被り過ぎていたのかもしれませんし、
つまらないプライドがあるがゆえに劣等感を抱いているだけかもしれません。
時には自分の力量を諦めざるを得ないこともあるかもしれませんが、
そこからスタートしていけばよいのです。
この怒りのループから抜け出る努力をしていかないと、
常に周りに優しい言葉を求める面倒な人となってしまいます。
必要な怒りもあるとは思いますが、ちょっとしたことで怒るのは避けたいものです。
経験者の私は本当に疲れました。苦笑
歪まず、健康な精神がいちばんと思います。
高天麗舟