書と占い「運」

書家・占い師 高天麗舟 が日常から考える「運」のあれこれ

「結婚で安定を」と思う前に

子供の頃から雑誌の占いコーナーが大好きだったのですが、
結婚してから「恋愛運」を読むのが、とんとつまらなくなった私です。笑

あれから自分が占い師として鑑定するようになり
恋愛というより結婚の相談も時々受けたりしています。

その全員の方にいつもお伝えしていることですが、
結婚生活20年の私ができるアドバイスは、極めてシビアで現実的です。

「収入面で生活を安定させたいから結婚したい」と考える女性は非常に多いですが
この思いを第一に結婚を考えるのはあまりオススメできません。

万が一、ご主人の身に何かあって収入が激減した時、結婚当初の条件と変わってしまい
「こんなはずじゃなかった」と必要以上に苦労を感じてしまいます。

我が夫も結婚当初は健康診断オールAでしたが、今は持病があります。
「今からご主人入院します」といきなり救急隊員から電話を貰ったこともありました。
今もなかなか体調が安定しないので、
「あなたは一体いつになったら私を休ませてくれるんですか?」
と途方に暮れるような気持ちになることもあるのですが
それでも、いちばん大変なのは本人ですし、
何かあった時に相談できる人が身近にいる心強さにはかないません。

もちろん私も夫には迷惑かけています。
子供が生まれる前、仕事も辞めて2~3ヶ月専業主婦だったことがあるのですが、
その間、好きな雑誌を買ったり、ゴルフ練習場に行って時間を過ごしていました。
「あ~、人って生活を送るだけでお金がかかるんだなぁ…」
その時しみじみ感じました。
さらに、高い占いの受講料を夫が貯めたお金で支払い、私は占い師になりました。

当時は稼ぐ人がエライ人という思い込みがあったので、罪滅ぼしで料理がんばって、
もちろん占い師になりたかったのはありますが、恩を仇で返さぬよう、
占いの勉強にとにかく集中しました。

確かに夫の収入があったから今の私があるのですが、
そんなこんなで利益だけ得られたわけではありません。

夫婦というのは、身近な存在だけに
つい相手に理解してもらうことを期待してしまいがちですが、結論からいうと、
違う人間なわけですから、一生お互いのすべてを理解し合うことは不可能です。
誰と結婚しても、です。

一生理解し合えないことを知った上で、心地よくいられる妥協点をみつけて、
迷惑を掛け合い、赦し合い、助け合う、これが夫婦なんだと思っています。

パートナーの人生にどれだけ協力したい気持ちがあるのか?

条件の前に、純粋な部分で考えてみることも大切と思います。

 

高天麗舟

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