『書と占い』

書家・占い師 の視点でみえた日常のあれこれ

ズブズブの甘えから抜ける

特別支援学校に通う娘がただ今夏休み中のため、 毎朝さんすうを教えています。

小学校2年生の頃から1ケタの足し算を勉強しているのですが 彼女の興味の範囲外のため、中1現在もまったく関心を示しません♪

できる事とできない事の差が激しいのが我が娘の大特徴で 本当なら、できる事だけをさせて過ごさせてあげたいのですが、 ひたすらくり返ししていくことでやっと前に進む性質の上、 足し算ができれば日常生活の上でとても役立つため、 親が根負けするわけにはいきません。

が、しかし。

私の年齢にもなると、1ケタの足し算というのは経験で暗記済ですし 例えば、「りんご2個とみかん3個、あわせて何個?」という問題をみても 5個くらいなら、絵を見ただけで数を把握できてしまいます。

そこをなんとか、まずは理屈から伝えて伝えて… それがダメなら、ゲーム感覚で教えて教えて…と、 なんとか娘に興味を向けてもらえるよう、試行錯誤しています。

本当に娘を育てる上で毎度思うことなのですが、 簡単なことを教えるのが一番難しいということです。 簡単であればあるほど、難しいです。

娘が1歳のころ、食事指導というのを受けていたのですが、 あ、食事指導というのは、 子供に舌や唇の筋肉を正しく使って食べ物を砕いて飲み込んでもらうための指導や、誤嚥防止のための調理工夫指導です。

その時の先生の言葉が印象的で今でも時々思い出すのですが

「大人は無意識でプリンを食べているでしょう? そのプリンの食べ方を説明するのが難しいように、 当たり前のことを教えるって、本当に難しいことなんですよ」

あぁ~骨身に沁みますね。まったく仰るとおりなのですが、

何回も、何十回も、くり返し、またくり返しては教えたのに それでも伝わらなかった時の衝撃ったら…

真剣であればあるほど、ショックが怒りに変わったりします。 しかも親子ですから気遣いもなく、怒りに直結しがちです。

ここで禅の境地というのでしょうか。

こちらの勝手な思いは娘には関係ありませんから ショックも、怒りも、落胆も、とにかくすべての思いは横に置いて、 どうやったら娘が興味を示してくれるのか?に集中して ひたすら娘と対峙して前に進まなければなりません。

家族というものは、 その関係にズブズブに甘えて言いたい放題になりがちですが、 人間、やっぱり一人なんですよ。(最近これも骨身に沁みる。笑)

家族がどんな態度であろうとも感応せず、 個として中庸を保つことを心掛ければ、最高の訓練の場になりますね。 (…と自分を励ましている。苦笑)

親子、夫婦…毎日顔を合わせる中で、 個として家族と関わりを持てるようになることが 今の私の目標です。

 

高天麗舟