書と占い「運」

書家・占い師 高天麗舟 が日常から考える「運」のあれこれ

L君の情熱と山水蒙(さんすいもう)

台風19号、大雨突風と大変でしたね。
我が家は荒川が持ち堪えてくれたおかげで、なんとか無事に過ごせました。

その翌日は、13:00から都内で私が所属している泰永会の書の勉強会の予定があり、
全員分の資料を用意して持っていた私は、絶対に遅れられない状況にありました。

電車の運行がだいぶ遅れていた為、開始時間は遅らせてもらいましたが、
それでも何か手立てを考えなければ、埼玉の我が家からは間に合いそうにありません。

やっぱりこういう時はツイッターですね。

高天麗舟 (@reishu_takama) | Twitter

台風15号の時、電車の運行状況を知るのにはツイッターが一番だなと実感しまして
実は電車の運行が知りたいがために最近コッソリ始めました。フォロワー数は0。
住まいのさいたま市と実家の群馬県の情報ばかりを収集する郷土愛強めなフォロー。
フォロワーもいないのに練習のため2度ブログとインスタを投稿しています。
これを機にフォローして下さった方、もれなくフォローさせていただきます!

ちょいちょいチェックしていると、JRのHPで運転見合わせとあった埼京線が
なんと再開しているらしい…との情報を得られたので、
最寄駅ではない埼京線の駅まで自転車で向かい、無事都内に入ることができました。

勉強会の参加予定者は、私のように全員都内に住んでいるわけではなく、
都内であっても、電車は動いたり停まったりを繰り返す状態ですんなり進みません。
人によっては、現地に辿り着く前にイヤになってしまったり、その前に
自宅を出ること自体イヤになってしまうケースだってあったかもしれません。
しかし各自ルートを変えるなど工夫をし遅れても何でも、とにかく全員参加しました。
会場の手配から資料作成から、この日のために動いてきた私は、
学びたい意欲と情熱に溢れる人たちに囲まれて、本当にありがたいなと
ちょっと感動してしまいました。

そして特に心を強く打たれたのが、タイトルの「L君」です。
L君は、大きな河川の近くにお住まいのため、前日避難所で過ごしたそうです。
翌日(勉強会当日)自宅に戻り、自宅周辺の荒れたゴミを片付け、
電車を乗り継ぎ、講義が終わる少し前に無事到着し、参加してくれました。

避難所ではゆっくり休めず大変だっただろう上、
3時間講義のうち、最後の1時間弱だけしか参加できないことを知った上で
来てくれたのです。本当に頭が下がる思いです。

講義の中でも「書は人なり」という話が出ましたが、
この姿勢が出来ていれば、書もおのずとそれなりになっていく…ということです。
情熱がある人にしか情熱のある作品は書けませんし、
人が何に感動するかって、やっぱり愛と情熱だと思うんです。

易に「山水蒙(さんすいもう)」という卦があるのですが、これは
山の下にある水気が蒸発して山に霧がかかり、暗くて山も何も見る事ができない様から
何も知らない童子を教え育てる教育を表した卦になっています。
卦辞には、
「教育とは先生の方から出向いて行って生徒に教えるのではなく、
 生徒の方が先生にすすんで教えを乞うものである」
とあります。

教えてもらうことが当たり前のような世の中になっていますが、
学び取る姿勢というのがとても大事だということを
参加された皆様の姿勢から改めて教わりました。

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高天麗舟