『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

傾聴のこと

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鑑定中、お客様のお話を伺っている最中に
自分なりの答えが出てしまうことは少なくありません。
その後の話は、その答えを脳内に仮置きした状態で伺っているので
100%お話に集中できているか…あまり自信がありませんでした。

2020年ごろでしょうか、若者の相談に乗る美輪明宏さんの番組で
相談者の話に静かに耳を傾ける美輪サマをみていて
「あ~私にはここまで傾聴できていないな…」と反省。

私に足りないのは傾聴力だわ!そう感じたので
「いのちの電話」相談員のボランティアを通して傾聴の力を養おうと
2020年秋、説明会に参加してみました。

その説明会だけでも充分
「傾聴とは?」「傾聴の大切さ」などについて教えてもらえました。
そして相談員になるまで
傾聴について等の研修(講義や合宿、実習など)1年程度、
費用(自己負担)も7~8万円かかるなど
人材教育のために時間と費用がたっぷりかかることを知りました。

また地域ごとに条件は異なりますが、実際に相談員になると
年に一度以上、深夜対応を必ず受け持ちます。

こちらから電話は絶対に切らず、相手のお話を最後まで聞くので
一回の電話で5時間なんてこともあるそうです。

説明会には数十名参加していました。
中にはこちらが心配になるほど精神不安定な方もいて
そういった方にも現役相談員の方全員が
優しくお話を聴いて要点を伝えていたのが印象的でした。

大変なボランティアです。
そこまで研修に時間を割けないため申し込みませんでしたが
最後に「聞いてくれてありがとう」と
感謝の言葉を残して電話を切る人もいるという話をきいて
「話を聞く」ことが
どんなに大切なのか理解できたような気がします。

若い頃もいろいろありますが、更年期世代もいろいろあります。
いつでも誰にとっても
話を聞いてくれる存在はありがたいです。

「いやいや、こんなこと誰にも話せないよ」
と思う方も多いと思いますが、
でもその前に「誰にも話せない」という思い込みを捨てて
勇気をもって誰かに話し始めることも大切かなと思います。

話せなかったら紙に書くことでも良いです。
(私もよく書いてます)
人に見せないので上手な文章にする必要もありません。
思いついた順にただ書けばOKです。

解決しなくても、自分から自分の思いを外に出すと
少しスッキリします。

ボランティアではないのですが
鑑定でもお話はじっくり伺いますので、何かの時にはご利用ください。
どんな話でも大丈夫です。
もし私の理解が追いつかなかったら、その時は質問するので
面倒でしょうが色々と教えてください。

www.reishu-takama.com

 

高天麗舟