『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

運を越える

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先日、鑑定の最後にお客様から
「高天先生にとって運とは?」
と、まるで何かの番組のエンディングような質問を受けました。

咄嗟に出た答えは「ない」でした。

四柱推命などを学んでいくと
誰の人生にも平等に向かい風・追い風の時期が訪れ、
そよ風のみで一生を終える人は一人もいないことがわかります。

世間では「悪い事を避けるのが占いだろう」と
思われているかもしれませんが、
季節のめぐりを人間が避けられないように
自分で解決できない物事は避けられないのです。

なので「どうやったらその時期を学びにできるか?」を鑑定では伝えます。

ただ、いわゆる逆境の時期においても
「そこまでの逆境に陥らない人」はいます。

どういう人か?

自分で自分の人生を良くしていこうと覚悟を決めている人です。

「しょうがないや」と受け入れてその中で最善を尽くす方は
追い込まれることで創造性が生まれたり、使命感に燃えたりして
次の展開への準備が始まります。

またその方自身が誠実であれば、
逆境の時も周囲の誠実な人は去らずに気にかけてくれたり、
新たな素晴らしい人たちとの出会いがあったりします。

そのおかげで逆境の最中ですが、
これまで感じたことないほどの感謝の気持ちが溢れ
かえってこれでよかったなと幸せまでも感じます。

ここまでくると何が逆境がなのかわからなくなりますね。

そして次の追い風が吹く時に大きく伸びていきます。

この、いわゆる好調期に謙虚に過ごすことができれば
次の逆境の時には落ち込みづらくなります。
(単純に逆境の内容が小さくなるというより
逆境に対して精神が脅かされなくなるということです)

こうなると、今後どういう風に吹かれても大丈夫です。

悪い運を避けようとすると運に左右されますが
「自分で自分の人生を良くしていく」という構えがあれば
もはや運は関係なくなり、運を越えることができます。

運を越える構え…無敵です。

高天麗舟