書と占い「運」

書家・占い師 高天麗舟 が日常から考える「運」のあれこれ

運より大事なコト

7月になり、2019年下半期に突入しました。 今年は亥歳。干支(かんし)は己亥(つちのとい)。 四柱推命では今年は皆さんに平等に 「己亥」の運気が巡っている、とか 「己亥」の影響を受けている、と考えます。 これが吉となるか凶となるかは、人それぞれ異なります。

一生の運の流れを観る四柱推命などを勉強していると 「人生って麻雀みたいだな」とよく思います。 私も麻雀に詳しいわけではないので 麻雀と聞いてまったくイメージがつかないのであれば 花札の花合わせやトランプのババ抜きでもOKです。

まず手牌。手元に配られた札やトランプは 生まれ持った容姿、身体、才能や成育環境などに当たります。 配られた瞬間にアガリが近い恵まれた人もいれば そうでない人もいますよね。(圧倒的にこちらが多数ですが) そう、生まれた瞬間すでに人それぞれ。平等ではないんです。

そして、この手牌を基にどうやってアガろうか…と考えます。 与えられた容姿・身体、限られた才能や成育環境の中で 生活や人生を充実させるためにどうするのか?です。

次に、不要な牌を切って(捨てて)いきます。 人生の選択みたいなものでしょうか。 子供なら、体育は苦手だからソコソコにして勉強頑張る…とか サラリーマンじゃなくて自営で仕事しようかな…とか。

いよいよ牌を取ります。 花合わせなら山から一枚、ババ抜きなら隣から一枚とって… 「待ってました!」の牌や札が来てくれればいいですが、 さっき捨てた牌と似たものが来たり、 「うっそ、ババかよぉ~!?」ということもありますね。(笑) また、作戦変更を余儀なくされる牌が続くこともあるでしょう。

これが四柱推命でいうところの 「大運」(その人に影響を与える10年ごとの運勢)や 「年運」(その人に影響を与える1年ごろの運勢、今年は己亥) などの巡運にあたります。個個、否応なしにふりかかる運。

もうね、巡ってきちゃったんだから避けられないんです。 甘んじて受け入れるしかないんです。

でも皆さまご存じの通り、 取った牌をもとに次にどういう手を打つか?を しっかり考えることでゲームの行方は変わりますよね。

ババをひいてしまったのであれば、 隣の人にババを引いてもらえるよう持ち方を工夫したり 表情でバレないよう引きつった顔をしたり(笑)、 多くの人が現状を打開しようと働くと思うんです。

不運に遭ってしまった時もそう。 その時にできることを考え 慎重に…時には勢いよく行動していく。

ゲームであれば終わるまで個人プレーですが、 人生であれば、その考えや行動に賛同する人や協力者が集まり 人間関係が変わったり環境も変化していきます。 考えに伴い結果も変わっていくものです。

未来を変えていくためには、 運以上にその人の考え方の方が大事です。

だから四柱推命でイヤな大運が巡っても、 姓名判断で凶画数があっても、日常でイヤなことがあっても 気持ちを切り替え、建設的な考えでこなしていければ 結果は変わっていくんです。

与えられたものにどう対応していくか? ゲームのように楽しんで考えるのはかなり難しいですが それでも結果を変えるためには考え方を変える他ない… と、しみじみ感じる今日この頃です。

 

高天麗舟


toyaさんによる写真ACからの写真