『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

自我の終焉

今年の秋あたりから「他力」について考えた私です。
「自力」「我」全開に生きてきた私が「他力」を理解するのに
けっこうな労力が要りました。

その手助けをしてくれたのが、
たまたま夏の終わりから読んでいた本。

自我の終焉―絶対自由への道/篠崎書林
¥2,160
Amazon.co.jp (…でも、絶版らしい)

今年いちばん衝撃を受けた本でした。

巷で出回っている自己啓発系の書物を
寺内貫太郎がちゃぶ台をひっくり返すのに近い勢いで
ウワァ~っと、根底から覆す内容。

「知識、経験、努力」を完全否定。


どれだけ我々が過去に囚われながら、現在を生きているのか?
を気づかせてくれ、

過去(蓄積してきた知識や経験)を通して見ていては、
真理を迎えることができない。


と教えてくれた本でした。


印象的な文章はいくつもあるのですが、


宗教的な人たちは、
「神」とは何かという問題を想像したり、熟慮しようとします。
彼らは無数の本を読み、
いろいろな聖人や師や大聖などの経験について書かれた本を読んでい
ます。
そしてその経験がどのようなものか想像し、それを感じようと努力しているのです。
つまり、既知のものによって未知のものに近づこうとしているのです。
そのようなことができるでしょうか。
また知ることができないものについて考えることができるでしょうか。


今年、大きな問題に直面した時、相手に対して
「どうして○○という行動をとらないのだろう?」
と、疑問に思ったことがあったのですが、


自分の経験をもとに相手を理解しようとしているから
理解できなかったのか…

ということと、

結局、自分の経験でしか相手を見ることはできないんだな…

ということを、理解しました。

真理を理解するには、自分自身の中にあるものを見つめること。


自分にないものに向かっての努力を否定しており、
そのあたりが、自我の終焉であり、他力であるのかな…と
思ってみたのですが。。。


とにかく「委ねることで、物事が動いていく」ということを
私は今年、生まれて初めて経験しました。


また、物事を捉えるのに、知識や経験が邪魔をすることも
今年、身を以て体験しました。


来年は、力まず、焦らず、進んでいけそうです。