『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

下心で好かれても…

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今はすっかり出掛けることも減りましたが 昔飲み会などに参加していた頃、 ヘンな色気仕掛けで男性の気を引き満足するという… そういうタイプの女性に何度か出会いました。

日頃からそこそこチヤホヤされているためでしょう、 彼女らはどんな男性にも自信を持って積極的に近づきます。 そして彼らのニヤけた顔が彼女らの存在意義に繋がるのか 隣の男性と太ももがくっつくほどピッタリ横に座る等、 さほど相手を選ぶことなく 自意識過剰なサービスを施していました。

もう私にとっては恰好の餌食…いや研究材料です。 「そもそも好きでもない人に下心で好かれて嬉しいか?」 素朴な疑問がよぎります。そして、

自分の人気?色気?のバロメーターとしているのか。 その評価で自己肯定感を埋めているのか。 安い色気をばら蒔いてまで チヤホヤを得ようとする理由はどこにあるのか。 謎は続きます。

自問自答してみました。 例えばちょっと名の知れた書の展覧会で 私が何か賞を受賞したとしたら? それで自分が満たされるかといえば…満たされません。 理由は、 それらの賞が本当の意味で実力を評価した信頼できる賞なのか 疑問が残るから。そこに価値を見出せないからです。

さらに 「本気の大金持ちになったら?」と妄想もしてみたのですが、 せいぜい家と車、旅行に使うくらいで、あとは 信頼できるところに寄付するしか思い浮かびません。 私には大金を大きく回す才能はないようで 妄想の上でも猫に小判でした。

目の前の対象が自分にとって本当に意義あるものなのか 素晴らしいものなのか、見極める眼でしょうか。

「なんか箔がつくから賞が欲しい~」 「お金持ちの方がカッコがつくから大金が欲しい~」 というのと同じで、 実態を見極められていないからむやみにチヤホヤを要し、 好きでもない人の下心でも歓迎してしまうだろうと なんとなく合点がいきました。

もちろんそれだけではないでしょうが、 なんだかチープな欲求だなぁ~という感情が残りました。

 

高天麗舟