『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

うれしい誤算

本ページにはプロモーションが含まれています

仏像の手相をみるのが趣味の私。

今、上野に奈良中宮寺の半跏思惟像がいらしているので チャ~ンス♪とばかりに先日行ってきました。(7/10まで)

トーハク

もちろん、仏像はお寺で観るのが一番と私も思っているのですが、 中宮寺では半跏思惟像を正面からしか拝めません。 身を乗り出しても手相まで覗くのは無理だし、しかも暗いっ! ということで、360°舐めるように観られる博物館展示は魅力なのです。

…なんですがっ!

会場に入ると、中宮寺以上?の驚きの暗さ。 しかも、その小さな照明がまさかの逆光!手のひらが陰になってました。

結局、ほとんど見えませんでした。(苦笑) ま、仕方ないですね。そういうこともありますよ。

そのまま惰性で常設展の展示室に向かいます。

すると、なんと。 私の大好きな湛慶(運慶の長男)作の三十三間堂の仏像が 展示されているではありませんか♪

これですっかり上機嫌です。(笑)

時間があまりなかったので、急ぎ気味に館内を進むと… 心奪われるような書がありました。 思わず小走りで駆け寄ります。

トーハク一行

これは、すごい!!猛烈にイイ!!写真でみてもイイ!! 「北島雪山」さんという方の江戸時代の書だそうです。

さらに進むと、あれ?これも素晴らしいわぁ~という書が。

トーハク一休

ガラスが反射して見にくいかもしれませんが、一休さんの書ですって。

書から受ける一休さんは、 一休さん

↑こういう雰囲気ではなく、

ikkyu1

↑やっぱりこっちでした。(笑)

さらに進むと、

トーハク良寛

良寛さんの書がありました。 見入ってしまいます。良寛さんの境地が感じられます。

なかなか書で感激することって少ないのですが、 一日に三度も書で感動できた幸せというのでしょうか、 本当に満たされました。美味しいものを食べる以上に幸せかも。 こういった感動の積み重ねが、書に反映されていくんでしょうね。

最後に、18~19世紀くらいの根付にクスッとして、会場を出ました。

いや~、良い日だった。満足、満足♪

 

高天麗舟