『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

「無題」というタイトル

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先日もお知らせいたしました、

11月19日~11月25日/東京芸術劇場アトリエイース 第二回 藝文東京ビエンナーレ 詳しくはコチラから↓ https://geimon.jimdo.com/

に出品する作品を10月から描いておりました。 正確には、3月には鉛筆で下図までにはなっていたのですが。

まずは第一回目の手相講座が終わってからでないと 気持ちが落ち着かないので 10月に入ってから色を塗り始めました。

暇をみつけては、アクリル絵の具を取り出し…

塗っていました。 (あ、筆は書道用の小筆ですが)

実は。 これまで絵画を観るのは好きだったのですが キャンバスに向かって絵を描くのは人生初です。

ちょっと塗りだした途端、 「ヤヴァイことに手を出しちゃったな…」 と猛省。

自分の描きたいものと実力の間に、 果てしない距離があることにすぐ気づきました。

でも描きたい気持ちも強いし、手も出しちゃったし、 続けるしかありません。

ところで絵画展などに出掛けると タイトル「無題」という作品をときどき見掛けます。

描いておいて何で無題なのよ~?!と思っていたのですが、 自分で描いてわかりました。

作者は「描きたいものを描いた」それだけだったんだな、と。

私のこの絵も、ナニコレ?な雰囲気が漂っていると思いますが この形に惹かれただけで… この模様のような形を描いてみたかっただけなんです。

新宿御苑を散歩してた時、たまたまみつけた樹皮の模様。 この模様に異様なほど惹かれてしまったため、 このような状態に。

ただ、ご覧下さったみなさまの「?」が消えるよう 便宜上タイトルは「樹皮」とすることに。 私的にはタイトルはナシ「無題」のままです。

こんな話を書の野尻泰煌先生に伝えたところ、 師と親交のあったゴジラの作曲家でもある伊福部昭先生も 「音楽というのは、心地よい旋律を繋げただけで、 ほんとうは曲名なんていうものはないんです。」 と、おっしゃっていたとのこと。

題名のない音楽会』という番組のタイトルも 実はここから生じている…と教えていただきました。

ちょっと描いただけなのに、 早くもたくさんのことを学んでいます。

こんな機会でもなければ、 真面目に絵を描くチャンスは一生なかったかもしれず。 本当にありがたいことです。

ということでとりあえず、

ここで一旦筆を置き、19日(月)から展示いたします。

私の思うものに近づけるには、 あと5年くらいかかりそうですが 暇をみつけては展示終了後も描いていこうと思います。

会期中、私は下記のとおり会場にいる予定です。 11月19日(月) ~13:00 11月21日(水) 11:00~16:00 11月25日(日) 12:00~14:00

ちなみに 11月27日(火)~12月 2日(日)は泰永書展です。 こちらもあわせてよろしくお願いいたします。

ご興味のあるみなさま、ぜひいらしてくださいませ。

そしてお知らせ。 アートテラー・とに~さんのブログ岡本太郎さんの手相を鑑定いたしました。 両手の広げ方が岡本太郎でした。(笑)

 

高天麗舟