『書と占い』

書家・占い師 の視点でみえた日常のあれこれ

「運」との付き合い方

もう8月も終わりですね、年賀状にサルの絵が描かれていたことも すっかり忘れた頃とお察しします。(笑)

今年は丙申歳、しかも只今、丙申月。 (この丙申月は、あと一週間程度続きます) 皆さまそれぞれにとって、今年の運勢が顕著に現れる月であります。 ということで、味わうように私はこの丙申月を過ごしていますが… 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

私の周りでは苦労の多い時となっている方が少なくなく、 私自身も様々な仕事に追われるのに儲からないという(笑)、 ちょっぴり複雑な状況を迎えています♪

低迷期に突入すると、結果を焦ることから、 どうしても目の前の、目に見えるものに心が動かされがちですが、 幸い私は、夏の初めにこの言葉と出会っていたので 気持ち的にラクに過ごせました。

高い地位が手に入るかどうかは、 自分本来の生き方とは無関係である。 たまたまやってきたところで、一時的な付属物にすぎない。 やってくれば有り難くお受けするし、 逃げ去っていくならあえて引き止めたりしない。

守屋洋さん著「老子人間学」という本の中に載っていた 「荘子」の言葉なのですが、 「運」との付き合い方がバチコーン!と言い表されていると思いました。 (ありがとう、荘子!!)

荘子のことば通り、運というのは雲の流れのように、 ただ自分の上を「通り過ぎていくだけのもの」かもしれません。

通り過ぎちゃうんだから、良い時に執着しても通り過ぎてしまうし(笑)、 また次に別の運がやってくるワケで。

だから運気に対して一喜一憂するのではなく、兎にも角にも、 人としての根っこの部分(地のチカラ)を養っておくことが大切!と。

自分本来の生き方ができていれば、 運をアテにしたり、また運に左右されることなく、 目の前の状況をクリアできる可能性が高まりますもんね。

またツラい状況の時、 ヤケクソになるのか・そんな時もあるさと受け入れ坦々と過ごすのか… その時どう生きるかで、次に巡る運も変わってくるものです。

そうそう、「すべてのことに意味がある」という言葉がありますが、 ツラい状況になった時に陥りがちなことのひとつとして、 その意味を必死に頭で考えて、巻き返しの行動をとる人がいます。

現実的に考えて、せざるを得ない行動なら良いのですが、 ツイてない時に浮かぶ発想というのは高が知れているもので(笑)、 自らの小さな考え・我・欲で運をこじらせている場合が多いです。

私自身は、「すべてのことに意味がある」というのは、 自然にその物事を受けた結果の話だと捉えています。

運の良い時には「自分は今、ツイているんだな」とわきまえておく。 運の悪い時には「今できる事に集中して時機を待つのみ」と焦らない。

良くも悪くも何かしらの運は常に巡っているものなので、 いちいち揺れない。(むずかしいですが。苦笑)

なが~いスパンで考えて、今見えているその先まで視野に入れ、 運と付き合っていくのがいいかなぁ~と思っています。

 

高天麗舟