『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

第31回泰永書展のお知らせ

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下記の通り、今年も泰永書展を開催いたします。

第31回 泰永書展 ~野尻泰煌追悼展~
2020.  9月27日(日)~9月30日(水)/池袋 東京芸術劇場 ・アトリエイースト

泰永会会員の書作品の他、
昨年12月に旅立った師・野尻泰煌 の諸作品を展示いたします。


突然ですが、「第三十一回泰永書展」と縦書きの楷書部分に注目。
コレ、既製フォントではなく野尻泰煌オリジナルのフォントなんです。
中国・初唐「歐陽詢」の楷書をもとに師が独自のセンスで作り出しました。

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あと上の写真の茶碗。
師はこれまでにいくつか黒楽茶碗を作っておりますが、師の茶碗を所有しているのは、私の知っている範囲では、

・ハンガリー・ラダイ博物館
・モネの義理のひ孫にあたるフランスの美術史家 Philippe Piguet (フィリップ・ピゲ)氏
アートテラー・とに~

のみ。貴重なものです。

ちなみになんですが、茶碗の土は東急ハンズで買ったもので(笑)
焼くのは仕事場の隅っこでホコリを被った電気窯という…
初めて聞いた時は衝撃を受けました。
それで博物館に収蔵されてしまうんだから不思議なものです。

どんぐりのオブジェも本物そっくりなのですが、実は素材は紙粘土。

そしてどんぐりの写真上の「是」と刻された刻字も
「このくらいの大きさの木が欲しいんだけど、ないかね?」と言われ
私がネットで探して買ったもので、特別な彫刻用の木材などではなく、確か…建材ショップでした。(笑)

身近な素材でスゴイものを作るのが師・野尻泰煌でした。
モットーである「凡を極めて非凡に」を書作品だけでなく
すべての工芸で実践しました。

 

これらの作品も展示されますので、
お時間ご都合つく方、ぜひ足を運んでくださいませ。

あ、私の行書も見ていただけると嬉しいです。
この展覧会に出展するのは7回目ですが、
一番自分の向かう方向に近づけた作品と思っています。

9/27(日)は 12:00~17:00
28(月)、29(火)、30(水)は 11:00~17:00

私は毎日 16:00 くらいまで会場におります。
(食事などで席を外していると申し訳ないので
私のお知り合いの方、ご連絡お待ちしています~)

 

高天麗舟