『書と占い』

書家・占い師 の視点でみえた日常のあれこれ

人の死に吉も凶もない

四柱推命鑑定をする時、
これまでの人生で印象的な良かった出来事・悪かった出来事、
それぞれ時期も併せて伺うのですが
やはり大切な方に他界されたことを挙げられる方は多いです。

なんですが、
「大切な方を失う時期」と「その人の運が傾く時期」とが絶対に重なるか?
と聞かれたら、意外と関係ないケースは多いです。

死ぬ時は独りと言われている通り、
身近な人の死とその周囲の人の運は、関係ないところで動いているようです。

何度も書いていますが、
私も昨年末に書の師匠という大きな存在を失って、非常に動揺しました。
身近であればあるほど強烈なショックを与えるものですね。

占い師という仕事をしていることもあって、
今回の出来事については本当に考えされられました。

特に私は、昨年10月に北西へ吉方位旅行をしていたので尚更です。
九紫火星の方位は、芸術・占いに吉効果が期待される方位であると同時に
縁切りという意味もあるんです。といっても「腐れ縁」です。

が、過去にこの九紫火星を吉方位でとったのにも拘わらず死別した例を知っていますし、
北西は上司・実力者、主人を表す方位なので
「まさか、夫や書の師匠に何か起こるってことはないよね??」
という思いが一瞬…いや一瞬以上よぎり、
念のため、易で旅行に行ってよいかを占いました。
結果、非常に良い卦を得られ、安心して行ったのですが…。

いろいろ調べました。
九紫火星を凶方位でとった場合:死別、という文は見掛けましたが
吉方位にはありません。もちろん腐れ縁とも思えません。
確かに北西は吉方位でとっても過酷な状況になりやすい方位ですが、
それにしてもなぜ吉方位で永別という結果になったのか。

そんな時たまたま読んだ「冥想ヨガ入門/沖 正弘著」という本の中に
『避けられない運命とわかったら、神の導きとして喜んで受け取るのだよ』
という一文があり、何かを突き破った感覚を得ました。

私が旅行に行っていようといまいと、師はこうなっていたはずです。
決して喜べる話ではありませんが、これでよかったのだろうと理解が進みました。

さてここからです。

私は導いてくれる人を失って書をやめることもできますし、
今まで教わったことを基に自分なりに頑張ることもできます。
また、ずっと教えてくれるって言ってたじゃんと恨むこともできます。
他にもたくさんの選択肢があります。

結局は人の死でさえも、何かアクションを起こすキッカケにすぎない。
ということがわかりました。

人を失う事は辛いことですが、その事自体に吉や凶があるのではなく
起きた出来事をどう受けて、どう現実を動くかで吉にも凶にもできる、
というのが私の思いです。

吉方位後の永別は、腐れ縁でもなく、「死=凶」でもなく、
今は大変ですが、もっと大きな視点で「離れた方が良い縁」だったのでしょう。
そりゃ教わった方がラクでしたけど、自分で学びとるって大切なことですから。

人間、いつどうなるかわかりません。
だからこそ人とは悔いが残らないように関わらないと、ですね。

 

高天麗舟

図書館ありがとう!良い本でした。

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