『書と占い』

さいたまで活動している書家・占い師が日々の気づきをあれこれ書いています。

天の使いとして生きる

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私は野心旺盛な人間で、
自力で運を開こうと動いて動いて動きまくってきました。

そうしていく中で「他力」という言葉に出会い、
それからいろんな気づきがありました。
今、ようやくそれらの気づきが繋がってきました。

そして、
「人間は、天の使いである」

という結論を迎えることができました。

「他力」というと、勘違いする人が多いのですが、決して、
人任せや、なげやりや、甘え、という話ではありません。

「他力」は、人間には想像つかないような大きな流れです。
人との出会いもそうですし、
タイミングよく物事が進んでいく過程もそうです。

ではどうやったら、その「大きな流れ」に
ゆらゆらと揺られ、心地よく流していただけるのでしょうか。

それが、
目の前の「やらざるを得ないもの」に真摯に取り組むこと
なのです。

ここでしっかり取り組まないのは、
流れを放棄しているようなものです。

だから、人任せや、なげやりや、甘えではないんです。

またこの期間に、「自分の本心に従う」ことも大切です。
違和を感じることは、潔くやめてしまいます。
惹かれるものがあったら、素直に動きます。

ここでやるだけやって、望みが叶わなかったとしても
執着しないことがまた重要です。

この「執着」こそが「我」であり、
「我」は、流れに逆らっているようなものです。

言葉は悪いですが、
所詮、人間は天の使いであり、
天が望む世にするために動かされている駒みたいなもの…
といった印象です。

そう聞くと、
「な~んだ、自分が望む人生は歩めないのか…」と
落ち込んでしまいそうになりますが、そうではなく
自分では想像すらできなかった、
人間の想像をはるかに超えたブッ飛ぶほど素晴らしい人生、
だったらどうしましょう?

では、天が望む世にするために、
天は、どういった人間を使おうとお思いになるのか?といったら
それが天にとって使い勝手のいい「我」のない人間
なのではないでしょうか。

何がなんでも望みを叶えてやる!!
という気迫は大事かもしれませんが、
残念ながら、自力だけでは限界がきてしまうんです。

自分の能力を信頼することは良いのですが、
「自力でやっている」という思いには落とし穴があって、
傲慢になったり、ミョ~に落ち込んだり、
人柄が悪くなりやすくなる傾向に陥ります。(笑)

これじゃ、天が使いたい人間から離れていくばかりです。

やらざるを得ないことをこなしていき、本心に素直に従って生きる。
やるだけやることが大事で、結果に執着はしない。
そうすることで角が取れ、天が好む人柄になる。
天好みになった人から順に大きな流れに組み込まれ、
想像もできなかったところに流れていく。

これが、2014年11月29日 現在の気づきのまとめです。