『書と占い』

書家・占い師 の視点でみえた日常のあれこれ

禅と芸術と占い師

先日、友人が私に「則天去私」という言葉を教えてくれました。

ソクテンキョシィ~??

意味がわからなかったので、ネットで検索してみました。
そして、次のような文章に出会いました。

不自然は自然には勝てないのである。
技巧は天に負けるのである。
策略として最も効力あるものが到底実行できないものだとすると、
つまり策略は役に立たないといふ事になる。
自然に任せて置くがいいといふ方針が最上だといふ事に帰着する。
無私(無我)にて動くとき、
天・おおいなる自然の意志の働きが出るということであろう。
これは禅に通じる。

19歳の頃、禅の本を読みかけて、くじけたのを思い出しました。

また先日は、今年からお世話になっている書の先生が、
これを見せてくださいました。


確か、フランスのルーブル美術館からの依頼だったと思いますが
先生が表紙の揮毫をしました。アルファベットですが。
(この本はフランスの国立美術館でしか買えません。)

どうして?どういう思いで?なぜ?
こういった字体というか、デザインというか、雰囲気というか、
「とにかく何を胸に、こういう風に、書いたんですか?」
と質問してみると、やっぱりそのお返事の中に
「禅」
という言葉が出てきました。

むむむ…。


また先日は、ある本を買いに本屋へ行ったのですが、
お目当ての本はなく、
その代わりというか、まったくジャンルは別なのですが、
なんとなく気になった本をみつけたので、そのまま買って帰りました。


特に難しい本ではないのですが自宅でパラパラめくると、なんと
【禅と芸術の関連性】
という項目があって、
書の先生の揮毫のお話と似たような内容が載っていました。


それだけでなく、


芸術は神気だけではダメなのだ。
芸術の極致は、その人の境涯、境地にかかっている。


という言葉まで。


書はシンプルで一発勝負なだけに、本当にこの通りなんです。
人間性というか、そのものが表れてしまうコワいものなんです。


や~っぱり「禅」というものに惹かれる。
19歳の時に読もうとしただけある!(笑)


ということで、占い師としての私にも、書家を目指す私にも
「禅」から受ける影響は大きそうです。


ちなみにこれは、今年5月に私が書いたもの。
左下に見える「美幸虫」みたいな字は、
もちろん「虫」じゃなく(笑)、「美幸書」と書いてあります。


さ、地金あげていきます!!