例えばですが、「あなたは大丈夫!」という言葉。
激しい過去を乗り越えてきた人に言われるのと、
占いの結果だけを伝える占い師に言われるのと、
どちらの言葉に安心するか?と聞かれれば、やはり前者と思います。
どんなに占いの腕が確かであったとしても、
その占い師に深みがなければ、言葉に感動は乗りません。
過去にも何度か同じことを書いているのですが、結局は「人」だなと。
今日は、壮絶な人生を歩まれてきた某・著名人(女性)と
お話する機会に恵まれまして、少し育児の話をさせていただきました。
今年に入って、だいぶ大人しくなりましたが、
ウチは元々、母子ともにカンシャク持ちでして(笑)、
世間一般的に、
母である私が怒るから、悪い例を見ながら育った子が怒るのは当然さ。
と、母親が責められがちなところです。
こればかりは言われても仕方がないなと私も思っていました。
ところが、その著名な女性は、
「罪悪感が身を滅ぼす」という意見をお持ちの方で、
子を産んで初めて母になるのだから、いろいろあって当たり前。
どんなに自分を責めても誰の幸せにもならないものなんですよ。
とおっしゃっていました。
それを聞いて私は、あ~なんて深い方なのだろうと思いました。
この方の、人を思いやる深さというのは計り知れません。
占い師として、占術の腕を磨くのは当然のことですが、
やはり一番磨きたいのは、ここの部分なんです。
「何を」言われるか?
よりも
「誰に」言われるか?
ですから。
高天麗舟