『書と占い』

書家・占い師 の視点でみえた日常のあれこれ

体得してこそ秘技

古くから伝わる術や伝統的なものには何かと秘技があるものです。

占いの世界にももちろん秘技はあって、 その昔、秘技を伝授する際には決して紙に書くことはせず、 必ず口伝えと決まっていたそうです。

もちろん書にも秘技はあるのですが、 書家・野尻泰煌先生の場合は、真面目に取り組んでさえいれば 勿体ぶることなく普通に弟子達に伝授してくださいます。

「秘技」と聞くと それさえ知れば、今すぐにでもスゴ技をこなせるかのような、 そんなイメージを抱いていたのですが、 ところが実際にそれを聞いても正直「へぇ~」くらいなもので 逆にどうしてそれが秘技なのか?と不思議に感じたほどでした。

が、しかし。甘かったー。

頭で知っただけでは秘技が秘技の意味をなさいのだ、と それを体得しなければ秘技を知ったことにはならないのだ、と

その秘技を練習して練習して、身体で理解し始めて、 初めてそう気づいたのです。

「これがそれだったのかーっ!」と 秘技を使えた瞬間は本当に感動ものでした。 (現在、身体に落とし込み中)

師は言います。 「いろんな人から『書が上手くなるコツは何ですか?』と聞かれるけど そんなものあったらボクが聞きたい。練習以外何もないよ。」

秘技は体得して初めて秘技なんだなぁ~と 身体の深いところで理解できました。

↑ 自分でも練習しましたが、うまく書けなかったため 師の手本を載せました。 「秘技」と書いてあります。

 

高天麗舟